番外 世照

Yowoterasu

曹洞宗 臥龍山 天徳寺

世照

御本尊
子安観世音菩薩
御詠歌
よをてらす ほとけのちかひ ありければ
まだともしび きえぬなりけり
御利益
子育て/子宝(子安観音)
住 所
最上郡最上町大宇向町1495
交 通
JR最上駅より徒歩6分
駐車場
大型・小型とも門前に駐車
お問合せ
☎0233-43-3935

歴史・由来

ここはいつの頃からか世照観音と称されており、元文年間以前までは最上札所番外観音として、向町の月蔵院という天台宗の寺に安置され、多くの巡礼者の参拝をえていた。天保年間に月蔵院は不幸にして寺族死に絶えて後継者もなく、廃寺となってしまったため、日頃観音信仰の厚い町民が法燈の絶える事を恐れて、主として天徳寺の檀徒及び一般の信者の方々が相謀り、天徳寺に御遷座して安置することとなった。

本尊仏「子安観音菩薩」は、その丈7寸で台座に坐し、約40センチの厨子に安置されていたという。残念なことに、昭和17年の大火で安置堂の衆寮とともに焼失してしまった。代わりに高さ約50センチの子安観音立像が作像され、観音堂を兼ねた位牌堂に安置されてきた。

天徳寺では12年に一度行われる子年のご開帳に合わせ、本尊を新たに作像した。高さ約30センチ、両手で赤子を優しく抱いた子安観音像だ。淡い青や緑に彩色した衣、金色に輝く光背など、寺に残る文献や資料により焼失した本尊を忠実に再現している。

観音様は三十三身に姿を変え、人々を救済するという。慈愛に満ちたまなざしで赤子を見つめる子安観音坐像。その姿は温かく、参拝者の心を安げてくれる。

世照

世照

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