第12番 長谷堂

Hasedo

真言宗 長谷山 長光院

長谷堂

長谷堂は、山形市の西の丘陵、標高229メートルの小高い山の上にある。本尊は、三尺余(約1メートル)の木像に納められた一寸八分(約5センチ)の黄金の胎内仏である。

御本尊
十一面観世音菩薩 行基菩薩 御作
御詠歌
いくたびも まいるこころは はせどうの
やまもちかひも ふかくなりけり
住 所
山形市長谷堂23-3
交 通
JR山形駅よりバス(長谷堂行)
長谷堂南終点下車
駐車場
大型・小型とも参道入口別当前、
納経所前に駐車
お問合せ
☎023-688-5901

歴史・由来

源頼義が奥州の賊伐に際し、大和の長谷寺の観世音を守護仏として、自分の兜の中に収めてきた。やがて、賊を討って都に帰ろうとしたある夜、観音の霊夢を感じた。それは「我れを永く此の地に止めて祀らしめよ」というものであったため、頼義はここにお堂を建て、持ってきた仏像を安置した。地名や山号である長谷堂、長谷山は、大和の長谷寺から生まれたものである。

嘉永元年、火災のためお堂は灰になったが、尊像だけは時の住職や信者の手で取り出され、一時、米沢に移していたが、仮堂が出来たので翌年帰山した。時の領主、秋元但馬守は、深くこの観音を信仰し、立派なお堂を再建し現在に至っている。境内には秋元氏の碑が建立されている。

お堂のある頂上は見晴らしがよく、東に蔵王山系、北に月山・葉山、西に朝日連峰が眺められる。各札所とも、それぞれ景色のいい土地に建っているが、ここはまた格別である。別当は、良き住職にめぐまれず廃寺となったが、共住の長光院の長谷智仙師が今から六十年余り前の戦後、再興に懸命の努力をし、現在に引き継がれている。

長谷堂

長谷堂

長谷堂