第9番 松尾山

Matsuosan

金峰山 松尾院

松尾山

山形市の南、蔵王半郷は蔵王の玄関口に当たる。松尾山観音堂は納経所の松尾院から500メートルほど奥まった場所にある。本尊の聖観世音菩薩は高さ3.26メートル、脇立の勢至菩薩は高さ3.03メートル、ともに行基の作。

御本尊
聖観世音菩薩 行基菩薩 御作
御詠歌
このかみは いくよへぬらん たよりおば
ちとせをここに まつのをのやま
御利益
諸願成就
住 所
山形市蔵王半郷2
交 通
JR山形駅よりバス(蔵王温泉行)
松尾山下車、徒歩3分
駐車場
大型・小型とも
駐車スペース有り
お問合せ
☎023-688-3328

歴史・由来

元明天皇の和銅元年、行基がここに野宿し、大きな松の木の下で眠っているとき、無量寿仏、観音、勢至の三仏が柱の木に留まる夢をみた。行基は山に深く入ってゆくと、夢でみた通りの老いた桂の大木があったので、これを切って三仏を彫刻した。続いてお堂を建てて、その仏像を安置して弥陀山と名づけた。そして松の木の下で、このような有難いお告げがあったことから、松尾山松応寺と呼ぶようになった。その後、六百四十年余り経って、斯波兼頼が山形城に移ってくると、国土安穏と武運長久を祈るため、山地百二十間四方を境内として寄進した。

応永年間、この寺に盗賊の一団が襲ってきて、仏像を盗み出した。賊は弥陀山を下って半郷から成沢までくると、急に天候が変わって、滝のような豪雨が降ってきた。付近一帯は洪水のようになり、賊たちは仏の罰の恐ろしさに無量寿の像を捨てて逃げ、他の二つの像も途中で置き去りにしてしまった。無量寿の仏像は洪水に流されて行方知れずになったが、観音と勢至の二仏像は、半郷の里人が大切に保存し、お堂を建てて祀った。

観音堂は昭和61年12月20日、重要文化財(国)に指定。観音・勢至の両像は県有形文化財になった。他にも山形市指定の文化財、天然記念物等が多く、参詣の人々の関心を集めている。

松尾山

松尾山

松尾山