第二十五番 尾花沢 おばなざわ

天台宗 弘誓山 養泉寺

御本尊 聖観世音菩薩 慈覚大師 御作

ご詠歌

おばなざは ほとけのみての いとすすき

てにとるからに ゆらぐたまのを

朱印
▲朱印

尾花沢市内にある6つの札所のうち、市街地にあるのは二十五番の尾花沢だけです。観音堂のある養泉寺は、俳聖松尾芭蕉が滞在したところで有名です。本尊は聖観世音、慈覚大師の作。

六沢の観音と同じ木で作られた尊像といわれている。昔尾花沢一帯は、雑草が生いしげり、地上には光がとどかない有様であった。そのため、人や家畜に害を加える毒虫がいたる所に巣を作り、旅行く人を悩ませていた。ちょうどその頃、この地方をまわっていた慈覚大師が、自分の彫刻した観音像をまつり、災厄消除悪虫退散を祈願した。毒虫はたちまち絶滅し、そのあと虫の害を受ける人がいなくなった。大師が鎮守仏を安置した話をきき、遠くから参詣者が日を追って多くなった。

別当の養泉寺は、東叡山寛永寺の直系の寺で、維新前までは相当の収入もあり、たいへん格式の高い寺であったが、維新の改革で田畑が没収されたため、収入も格式も衰え、一時は観音の堂守のようになってしまった。観音堂は、北坂下の田んぼの所にあったのを元和元年現在のところに移したということだが、どういう理由で移したのか、時の住職は誰だったのかなど記録がないのでわからない。

明治二十八年六月二十日火事にあい、観音堂は焼けたが、本尊は別当が持ち出しため無事であった。尊像は暫時、仮堂に移されたが、明治三十年七月再建され、盛大な遷座式典が行われた。現在のお堂がそれである。

巡拝ガイド

■住 所 〒999-4232 尾花沢市梺町二丁目4-6
■TEL 0237-22-0669
別当宅 0237-22-1763(三井)
■徒 歩 上の畑→下柳渡戸→原田→中ノ段→尾花沢→尾花沢
14km/3時間
■交 通 上の畑―[徒歩]→上柳寺前→尾花沢待合所(尾花沢市営バス尾花沢行 13km/30分/5本)―[徒歩]→尾花沢(0.7km/10分)
■駐車場 大型車(2台まで)、小型車共に有(無料)
■参 考 市内に芭蕉・清風歴史資料館がある。ぜひ立寄りたい。養泉寺境内にある芭蕉の句碑の写真撮影は自由。本堂へも自由に入れる。WC可。堂内の撮影も自由。
尾花沢ならではのみやげもあります。昼食も出来ます。

尾花沢観音堂と芭蕉の井戸
▲尾花沢観音堂と芭蕉の井戸

本尊聖観世音菩薩
▲本尊聖観世音菩薩

芭蕉遺跡・涼し塚
▲案内板

案内板
▲芭蕉遺跡・涼し塚

Googleマップで地図を表示

Googleマップ携帯用バーコード

バーコード

ページトップヘ▲