第二十三番 六沢 ろくさわ

曹洞宗 光沢山 円照寺

御本尊 聖観世音菩薩 慈覚大師 御作

ご詠歌

いまここに みのりのふねの をりをえて

のちのよまでも うかぶなりけり

朱印
▲朱印

尾花沢は、その名の通りたくさんの沢から成っています。「花の山形紅葉の天童、雪を眺むる尾花沢」と花笠踊りと雪で全国的に知られているようです。

尾花沢市内より車で二十分、銀山温泉街道に当たる常盤トンネルをくぐり、すぐ右側に二十三番の札所、光沢山円照寺がございます。周囲は山に囲まれ、ひっそりとしたたたずまいを見せております。

昔この一帯は、湖水になって、人々は、舟やイカダで往来していたが、六沢の城沢山の境内には、何千年もたった椋の大樹があり、湖を渡って来た人は、荷物の積みおろしや舟の乗り降りの際、この大木に舟をつなぎとめたので、つなぎ沢と呼ばれていました。それで昔は、つなぎ沢観音とも言われました。又便利な反面、実は大木の枝葉が数町に広がっていたので、農作物に被害を与えていた。しかし、樹の精があるというので、恐れてただ一人手出しをする者がいなかった。その時、大同二年、慈覚大師が巡錫したとき、村人の悩みを聞いた大師は、みずから大樹を伐採し、この大樹で聖観音をきざみ、有縁の地へ安置しました。その一体の聖観世音が六沢のご本尊であります。観音様を刻んだ残りで地蔵様を刻み、村の古い家では木っ葉地蔵と言っています。

いつのまにか観音寺は廃寺となり、村の信者達が近くの円照寺に依頼し、当時の住職江口皐天大和尚の努力で観音堂は復興したのだそうです。しかし、当観音堂は倒壊寸前となり、円照寺二十世哲生大和尚は、円照寺境内に改築移転、同七月に落慶式を行いました。

巡拝ガイド

■住 所 〒999-4442 尾花沢市六沢741-3
■TEL 0237-28-2319
■徒 歩 延沢→三日町→六沢→円照寺 2.1km/20分
■交 通 延沢寺前→六沢寺前(尾花沢市営バス 鶴子行 2.1km/7分/5本)→六沢(徒歩1分 門前)
特になし、天童にタクシーの便あり
●山交ハイヤー TEL.023-654-2525
■駐車場 大型車は参道入口に有 小型車は山門前駐車場へ(どちらも無料)
■参 考 銀山温泉は63度の硫黄泉で胃腸病、夫人病に効く料理も山菜が豊富で料金も安い。

仁王門
▲仁王門

六沢観音堂
▲六沢観音堂

本尊聖観世音菩薩
▲本尊聖観世音菩薩

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