第十六番 長岡 ながおか

真言宗 長岡山 長念寺

御本尊 十一面観世音菩薩 春日 御作

ご詠歌

ちちははの めぐみもふかき ながおかの

ほとけのちかひ たのもしきかな

朱印
▲朱印

地図の上では山形県のほぼ中心に位置する寒河江市に長岡はあります。本尊は十一面観音、春日の作。

清和天皇の貞観年間、真済僧正という僧が長岡山に観音を安置して、総持寺を開山した。のちに大江親広が寒河江地方を治めた時、守護仏として観音堂を建て、祈願料として七十三石を寺の領地として寄進した。それ以前、大江家では代々深く観音を信仰していたが、十八代の高基の時、山形城主・最上義光に攻められた。寒河江軍はよく防戦したが、中野原の戦いで敗れ、天正十二年六月高基は自殺した。この戦で観音堂は焼け落ち、宝物や記録などは全て焼失してしまうが尊像だけは無事であった。

戦争の後、信仰心のあつい義光は、観音堂を兵火の犠牲にしたことを深く遺憾に思い、特に命じて工事を進めたため、間もなく再建することが出来た。さらに大江家で寄進していたと同じものを続けることにし、その他にも、機会ある毎に供物をしてきた。

最上家が亡びてからも、慶安二年、徳川幕府からも七十三石を賜っていた。真済僧正は、弘法大師の直弟子であり、総持寺を開いた偉い人である。それが明治維新の時、総持寺が断絶してしまったので長念寺に総持寺のものを譲り、長岡山にあった観音堂をここに移した。長念寺についての古い記録はいま伝わっていないのでわからない。

巡拝ガイド

■住 所 〒991-0023 寒河江市丸内2-4-19
■TEL 0237-86-0016
■URL http://www.nagaoka16.com/
■徒 歩 落裳→八幡原→八幡神社→丸ノ内1丁目→長岡
約3km/50分
■交 通 裳―[徒歩]→バス停柴橋→本町通り(山形交通バス 寒河江ターミナル行 3km/5分/12本)−[徒歩]→長岡(0.3km/5分)
交通機関を利用するより歩いた方が早い。
■駐車場 大型車は小松医院前路上駐車。小型車は境内まで入れる。
■参 考 果物が豊富で、街中の日曜市などでは市価の半値で新鮮な果物が求められる。

長岡観音堂
▲長岡観音堂

本尊十一面観世音菩薩
▲本尊十一面観世音菩薩

巡礼の絵馬
▲巡礼の絵馬

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