第十番 上の山 かみのやま

真言宗 水岸山 観音寺

御本尊 聖観世音菩薩 行基菩薩 御作

ご詠歌

のをもすぎ さとをもゆきて かみのやま

てらへまゐるも のちのよのため

朱印
▲朱印

十番上の山は、境内に「下の大湯」共同浴場の湯壷にお湯をそそぐ滝口があったので、地元では湯の上とも呼んでいます。本尊は聖観世音菩薩、行基の御作。

鳥羽天皇の天仁二年(1109)道寂和尚が開山し、本尊は小野篁の護り本尊といわれている。昔、この山のふもと一帯は、満々とした湖であった所から、水の深い所を「鏡ヶ淵」といい、山号を水岸山と称した。平安朝のその昔、参議小野篁が賊を討つためこの地方に来たとき、鏡の霊石、鏡石を捜そうとした。ところが誤って、懐中に入れていた観音像を淵の中に落としてしまった。
部下の者を使って徹底的に捜し求めたが、とうとう発見することは出来なかった。小野篁が京に引き上げてからしばらくして、土地の漁師が綱にかかった仏像を拾った。それが篁の紛失した観音像だったので、すぐ都の篁に報告すると共に、永くこの地に祀りたいと願った。

水岸山にご本尊が安置されてから時を重ねて、文政八年(1825)三月、町内の大火に遭い観音堂は類焼したが、ご本尊は住職が取り出して被災を免れた。仮の堂を作って安置していたが、弘化四年(1847)七月十七日、時の領主松平家の助力と一般の信者からの寄附で再建された。維新までは代々の藩主の信仰もあつく、毎年の例祭には使者が参拝し、祭祀料を寄進するなど特別の保護を受けていた。

元上山領内には「上山三十三所観音」があり、一泊二日で今も参拝が行われており、又、大正七年には上山の近郷を加えて、上山十体観音と称する霊場が作られた。観音寺はその第一番であり、十観音巡りは半日の行程であるため、「上山城」見学も兼て巡礼者が多い。

巡拝ガイド

■住 所 〒999-3153 上山市十日町9-29
■TEL 023-672-1421
■徒 歩 松尾山→半郷→竜王橋→上山市街→上の山
5.5km/1時間10分
■交 通 松尾山―[徒歩10分/0.8km]→表蔵王口→湯町角(山形交通バス上山・高松葉山行 5km/15分/48本)―[徒歩]→上の山(0.1km/2分)
■駐車場 大型車は参道入口、小型車は商店街の専用駐車場へ。
■参 考 温泉は神経痛、リュウマチ、皮膚病に効く。山菜の漬物、雪割納豆など名物。温泉に宿泊して武家屋敷など見ながら早朝参拝も可。

上ノ山観音本堂
▲上の山観音本堂

お前立本尊聖観世音菩薩
▲お前立本尊聖観世音菩薩

上ノ山温泉・観音寺の水屋
▲観音寺の水屋

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